DeNAが執念のサヨナラ勝ちで4位に浮上した。初回の4点のリードをひっくり返され、敗戦目前で迎えた9回無死一塁。大田泰示外野手(32)の左中間フェンス直撃二塁打で同点に追いつくと、なお2死一、二塁から、嶺井博希捕手(31)が右前打を決めた。嶺井のサヨナラ打は、プロ初安打が逆転サヨナラ三塁打になったルーキーイヤー以来、自身8年ぶり2度目。「久々すぎて初めてみたいな感じ。(大田が)絶対かえってきてくれると信じて、バットに当てることに集中しました」と喜んだ。

ヤクルトが独走するセ・リーグにおいて、DeNAは他5球団の中で唯一、自力優勝が消滅していない。阪神に3連勝と、最高の流れで敵地神宮に乗り込む。9回最後、ヘッドスライディングで左手から滑り込む神走塁を見せるなど、スタメン起用に応えた大田は「延長になったら疲れちゃうので、決められてよかった。やるしかない。1つでも上の順位にいけるように頑張ります」。直接対決で、ヤクルトのマジック点灯を阻止する。

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