新潟は3-6で福島に敗れ連勝は3で止まった。ただ、4番小池智也外野手(23)は好調ぶりを披露した。5打数5安打7打点でリーグ史上7人目のサイクル安打を記録した前日2日から続き、この日も2打席目まで適時二塁打、犠飛と7打席連続で打点をたたき出した。第3打席では四球で打点を稼げず、連続打点は止まったが、敗戦の中で気を吐いた。

主砲が実力をみせつけた。新潟の4番小池は0-1の1回裏2死三塁で迎えた1席目、左翼越えの同点二塁打を放つ。1-5の3回裏の2打席目では無死一、三塁から右翼へ犠飛。5回裏の3打席目の四球で途絶えたが、前日の福島戦から7打席連続での打点。前日のオール打点付きの5打数5安打もNPBでは過去2人。NPBでも聞いたことのない快記録だった。

「チャンスは初球からいく。その結果が2日間、いい方向に出ている」。チームは3点差で敗れ4連勝を逃したが、小池は2打数1安打2打点。出場37試合で打点34はリーグトップで、打率3割6分2厘は2位。この日の適時二塁打も、犠飛も3ボールから。相手投手がストライクを取りにくるところを逃さなかった。橋上秀樹監督(56)は「このリーグではかなりレベルの高い打者」と称賛した。

好調ぶりに「自分でも驚いている」と言う。開幕当初は不調だった。ヒントを得ようと自ら橋上監督にアドバイスを求め、グリップを下げるなどフォームを修正。「これから相手の攻め方は厳しくなっていくと思う。その中で打っていくことが大切」と今後を見据え、気を引き締めた。

○…NGT48の真下華穂(22)と安藤千伽奈(21)がゲスト出演。場内MCやボールガール、応援の盛り上げなどで新潟を後押しした。昨年のホーム戦で始球式を行った真下は「念願だった」というアナウンスに挑戦。2~4回の新潟の攻撃時に打順を読み上げた。「緊張よりも裏からチームを支えられてうれしかった」。初めて新潟の試合に訪れた安藤はボールガールのほか、注意事項などをアナウンスした。「ドキドキで、少し焦って話した」と言いながらも笑顔を見せた。