侍ジャパン栗山英樹監督(61)が5日、中日根尾昂投手(22)の先発起用を示唆した。

8月1日の野球伝来150年プロアマ記念試合「U23NPB選抜対大学・社会人選抜」(神宮)で、NPB選抜の指揮を執る。そのメンバーに根尾を呼んだ。この日、訪れた東京ドームで思いを語った。「ものすごく楽しみ。立浪監督と話します。どういう風に中日が育成しようとしているのか。我々は、それに合わせていく。ピッチャーでいくのであれば、頭からいってもらうぐらいの感じでやってもらいたい」と期待を込めて話した。

栗山監督は、大阪桐蔭時代から根尾に注目してきた。代表監督となってからも、気になる存在だ。今季途中で野手から投手に転向したが「俺は(投手、野手)両方の可能性を考えてやりたいんだけど。両方ともできる素材」という本音を持つ。ただ、預かる立場。「ピッチャー1本で、といったら、もちろん、それに合わせる。成長に対して、どうお手伝いできるかという場所でもある」と、8月1日の試合を有効に使って欲しい願いを口にした。