コロナ禍により厳しいチーム編成が続いている阪神2軍に、またアクシデントが発生した。

ウエスタン・リーグのソフトバンク戦(鳴尾浜)に「3番遊撃」で先発出場していた小野寺が、頭痛を訴え3回表の守備から途中交代。代わって二塁の板山祐太郎外野手(28)が遊撃、三塁で出場していた捕手登録の片山雄哉捕手(28)がプロ初の二塁、原口が一塁から三塁、藤田が捕手から一塁へシフト。さらにベンチスタートの中川が捕手で途中出場したことで、指名打者で先発していた栄枝を除き、控え野手がいなくなる緊急事態となった。

3回に原口の失策はあったものの、その後は無失策と奮闘した。12点を奪われ敗戦も、野村2軍監督代行は「9人しかいない中でよくやってくれた」と慣れないポジションで奮闘したナインに感謝。小野寺はPCR検査で陰性と判定され「多分、小野寺も火曜日から出られると思う」と9日の2軍オリックス戦(京セラドーム大阪)で復帰の見通しを明かした。

阪神2軍の内野陣は遠藤、高寺がコロナ陽性で離脱。内野手不足のチーム事情で本職外野の小野寺が、直近のゲームでは遊撃を務めていた。同じくコロナ陽性で離脱していた山本も同オリックス戦から実戦復帰の予定。夏場の難局を一丸で乗り切る。【中野椋】

▽阪神片山(捕手登録も3回表からプロ初の二塁で出場) 状況が状況なので仕方ない。僕らみたいな人間にとっては試合に出られるチャンス。死に物狂いというか、必死という感じです。これも何かの力に変えたい。

 

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