ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、両リーグトップとなる40号本塁打を放った。8回2死走者なしで広島ターリーから右翼席へ運んだ。22歳シーズンでの40号到達は、63年巨人王貞治、85年西武秋山幸二の23歳シーズンを上回る最年少記録となった。

試合前時点で打点98をマークし、本塁打、打点はリーグ断トツ。

残す打率は10日時点で3割2分2厘。トップのDeNA佐野を2厘差で追う位置につけている。令和初の3冠王が現実味を帯びる中、持ち前の長打力で自身初の大台に到達した。

▼22歳の村上が今季40号を放った。シーズン40本塁打以上は19年のソト(DeNA)坂本(巨人)山川(西武)以来で、ヤクルトでは13年バレンティン以来8人、9度目。22歳シーズンに40本塁打は63年王(巨人)と85年秋山(西武)の23歳シーズンを抜く最年少記録だ。村上はチーム102試合目に到達。40号到達のスピード記録は66、67年王と85年バース(阪神)のチーム97試合目で、村上は9位タイ。143試合制の今季はまだ41試合残している。40試合以上残して40号到達は01年ローズ(近鉄)13年バレンティン(ヤクルト)に次いで3人目だが、最終本数はローズが55本、バレンティンが60本。2人のように村上も50本を突破できるか。

◆村上宗隆(むらかみ・むねたか)2000年(平12)2月2日、熊本県生まれ。九州学院では1年夏に甲子園出場。17年ドラフト1位でヤクルト入団し、捕手から内野手に転向。18年9月16日広島戦でプロ初打席本塁打。19年は36本塁打、96打点で新人王。20年に最高出塁率。21年は本塁打王を獲得し、史上最年少でMVPに輝いた。同年は東京五輪日本代表として金メダルに貢献。188センチ、97キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸2億2000万円。

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