阪神メル・ロハス・ジュニア外野手(32)が先制8号3ランを放った。3回2死一、二塁から、左打席で、ヤクルト先発サイスニードの真ん中低め151キロ直球を振り抜き、右翼ポール際のスタンド上段に運んだ。本塁打を確信すると、ベンチへ振り返ってニンマリ。悠々とダイヤモンドを一周し、ベンチでは表彰状を模した「虎メダル」を矢野監督からかけられ、喜びを爆発させた。フェアかファウルか微妙な当たりにヤクルト高津監督がリクエストを出すも、判定は変わらなかった。

ロハスは「みんながつないでくれたチャンスだったので、どんな形でもランナーをかえしたいと思っていたよ。追い込まれてからは、少しバットを短く持って食らいつく意識を持っていたけれど、ホームランという最高の結果になってうれしいね」とコメントした。

今カードは初戦、2戦目と4番で出場していたが、復調気配の佐藤輝が定位置に戻り、ロハスは「3番左翼」で出場していた。チームは泥沼の8連敗中。脱出へ、大きな先制パンチを食らわした。

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