二刀流で今秋のドラフト1位候補に挙がる日体大の矢沢宏太投手(4年=藤嶺藤沢)が、プロ志望届を提出した。全日本大学野球連盟は1日、プロ志望届提出者の公示が始まり6選手が名を連ねた。

夢の実現へー。矢沢が1歩踏み出した。高校時代、プロ志望届を提出するも、指名漏れし、悔しさを味わった。「大学で活躍して1位で指名されるために、この4年間をかけてきた」。目標を掲げ、練習に打ち込んだ。最速152キロ、長打力に俊足と、トップクラスのセンスで上位指名候補として注目される選手に成長した。最終学年の今年は結果にこだわり、大学日本代表でも投手としては奪三振、打者としては打点を意識しプレー。9月3日から始まる秋季リーグ戦では頂点しか見えていない。「個人としても、チームとしても結果を残す」と、集大成の秋を迎える。

他に、身長187センチ、90キロの大型右腕、八戸学院大・松山晋也投手(八戸学院野辺地西)、最速152キロ右腕、中部大・日渡柊太投手(市岐阜商)、名古屋大からは最速151キロ右腕らが提出した。