阪神大学野球秋季リーグが3日、ほっともっとフィールド神戸で開幕した。

創部60年で初の1部昇格を果たした大阪電通大が、3季連続Vの王者・天理大に4ー1で快勝。左肩故障明けのエース・江本裕輝投手(3年=枚方津田)が、今秋ドラフト候補の天理大・友杉篤輝内野手(4年=立正大淞南)を4打数無安打に抑えるなど8回途中1失点の好投。昨年11月まで直接指導を受けていた現阪神・江草仁貴2軍投手コーチ(42)への恩返しを果たした。

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4打数無安打に終わったプロ注目の天理大・友杉篤輝内野手(4年=立正大淞南)は「見ての通りです。チャンスで打てなかった」と振り返った。8月21日に新型コロナウイルス感染で同31日まで隔離生活を送った。この日は練習復帰から3日目という状態だった。万全ではなかったが、ネット裏には阪神、巨人など複数球団スカウトが集結。巨人の岸敬祐スカウトは「3拍子そろった選手でまだ伸びしろはある。タイプ的には広島の菊池涼になれる素材」と話した。