巨人の助っ人コンビが同時に球団史上初の大台に突入した。

まずは巨人アダム・ウォーカー外野手(30)が特大アーチで節目の一打を決めた。4点リードの4回1死満塁、DeNA浜口の初球スライダーを力感なく振り抜いた。

■1カ月半ぶりのズッキュン砲

打った瞬間スタンドインを確信する一打は、左翼バルコニー席上部の壁に激突する飛距離131メートルの20号満塁弾。後半戦初の“ズッキュン砲”でゆったりとダイヤモンドを1周すると、頭上でハートポーズを作るズッキュンポーズを披露。「自分のスイングをできるところだけを待っていました。最高の感触でした」と、7月19日ヤクルト戦以来、1カ月半ぶりのアーチを喜んだ。

■パワー砲もさく裂

さらに同い年、仲良しの新助っ人も続いた。グレゴリー・ポランコ外野手(30)が4回2死一、二塁、浜口のスライダーを捉え、右翼席に飛び込む飛距離134メートルの20号3ラン。ベンチに戻ると、ウォーカーとジャンピングハイタッチで喜んだ。さらにカメラに向かって芸人のなかやまきんに君の「パワーポーズ」も披露し、ファンを沸かせ「いい流れに乗っていけました。ミスショットしないことだけを考えて集中していきました。最高の結果になって良かったよ」とかみしめた。

■史上初の最強助っ人コンビ

同じ試合、同じイニングに2人が20号到達。来日1年目の20号到達は16年ギャレット以来、同じ年に2人の助っ人が20本塁打は04年のローズ&ペタジーニ以来で、来日1年目コンビでは球団史上初となった。

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