阪神で19年から2年間指揮官として接した矢野監督が現役を引退した福留に言及した。「野球が大好きであきらめない気持ちはうちの選手も見ている。孝介は技術だけでやってきた選手じゃない。考え方とかを大事にしてきた。そういう部分も参考になってきたと思う」と残したものの大きさを実感し、感謝した。気持ちの持ち方や考え方が一緒にプレーし学んだ選手たちの心に刻まれていると話した。

▽阪神井上ヘッドコーチ 鹿児島の中でも「ど」がつくくらい田舎からPL学園に行って、メジャーに行って。あいつには驚かされることばかりで。ものすごくストイックなやつという印象が強い。同じ鹿児島出身のプロ野球選手の中でも本当にNO・1だった。

▽阪神原口 本当に尊敬していた。若手は背中を見て追いかけていた。なぜあれだけ勝負強いのかと思っていた。裏でいろいろ話を聞いてすごく勉強になった。

▽阪神西勇 小学2年から野球をやって最初に買ったユニホームが福留さん。憧れてプロ野球選手になりたいと思ったきっかけ。プロ選手をカッコいいものに変えてくれた。刻んでいる言葉はたくさんある。本当に寂しい思い。

▽阪神西純 1年目に鳴尾浜で練習をされている時に少し話をしてもらった。「孤独に耐えろ。自分の意思を持ってプロとして練習をしないとダメだぞ」という言葉が印象に残っている。