阪神が粘り強い戦いで逆転勝ちした。
初回は2点、5回は1点を先行されながら、ともに裏の攻撃で追いついた。6回も1点勝ち越されたが、その裏に梅野隆太郎捕手(31)の2点三塁打で逆転した。
負ければ優勝の可能性が消滅し、広島に同率で並ばれるピンチでもあった。
矢野燿大監督(53)の一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-大きな勝利
「すごい大きいですね」
-取られても取り返す粘り
「あきらめないのはチームで大事にしていること。そういう思いが形になって本当にうれしいです」
-梅野が逆転三塁打
「最高の形でタイムリーになって(マルテの犠飛で)もう1点という形にもつなげてくれた。その前のチャンスメークもそう。後半のワンバウンドもしっかり止めてくれて。攻守でしっかりやってくれました」
-梅野は5回、6回と難しい判断の犠飛で生還
「2つともよく判断良くかえってくれた。簡単そうに見えるかもしれないけど、あれは難しい」
-先発の伊藤将は
「粘ってくれたところと課題もまだある。まだ登板があるので、最後もうちょっと頑張ってもらいます」
-リリーフ陣も失点はあったが粘り強い
「この緊迫感の中でね。大事な試合と分かりながら投げるのは本当に難しいこと。気持ちの中で向かって行くことを大事にしてくれていると思います」
-犠飛など1点1点いい形で得点した
「もちろんどこかで本塁打が出てくれたらいいんだけど、本塁打を打てる打者がズラッと並んでるわけではない。みんなが点に絡むのはチーム全体が盛り上がると思うので、そういう試合をしてくれて監督としてうれしいです」
-苦手だった森下を打って勢いに乗れる
「もう1回当たる可能性がある。立ち上がりに2点取られてビハインドからのスタート。あの回(初回)ポンと抑えられると嫌なムードになるところをみんなで2点取れたんで、大きかったと思います」
-マルテは3試合連続で代打での打点
「投手の苦手が基本ないと思うので、どんな状況でも大事なところは基本マルテでいくというのはね。それに応えるのも簡単じゃないけど。しぶとくやってくれる打者なんでね。チャンスにはもってこいの打者と思っています」
-岩崎が久しぶりのセーブ
「最近また状態も良くなってきている。自分が監督をやってる間、ずっとフルで投げてもらっている投手。コンディションも難しいと思うけど、もうちょっと(岩崎)優に頼るしかないので。何とか優につなぐようにとは思っています」
-2日休んで巨人、ヤクルトと
「もう勝つしかない。目の前の相手をどうたたくか一生懸命考えながら、自分たちの諦めない超積極的な野球をしっかりやっていく」