今季初先発となった東大の左腕、鈴木健投手(3年=仙台一)の好投が光った。自己最長となる7イニングを投げ、被安打8の1失点と踏ん張った。

140キロを超える速球に変化球を交え、早大打線をテンポよく料理した。鈴木健は「まっすぐの威力があった。まっすぐを軸に、変化球を投げ分けたのがよかったと思います」と振り返った。

井手峻監督(78)は「よく投げた。よくあそこまで行きました。若い子は飛躍的に伸びる。次もやってもらいたい」と喜んだ。

中1日で第2週の未消化試合、慶大3回戦が予定される。1勝1敗。勝てば今季初の勝ち点となる。鈴木健は「どう使われるか分かりませんが、勝ち点に貢献したい」と意欲的に話していた。