広島は4日、高橋樹也投手(25)、中神拓都内野手(22)、育成選手の戸田隆矢投手(29)の3選手に来季の契約を更新しない旨を通告した。

高橋樹は昨季、自己最多27試合に登板して防御率1・37を残した。だが、今季は左肘痛と右膝痛の影響もあり、実戦登板がないままシーズンを終えた。「なんとなく予測はしていましたけど、いざ言われたら…という感じですね。(左肘痛は)トレーナーさんにみてもらいながらやっていましたけど、少しずつ良くなってきていますけど、なかなかゼロになっていかない感じなので」。手術した膝痛は完治しても、最後まで左肘の状態は戻らなかった。

中神は今季2軍で自己最高の打率2割7分5厘をマークし1本塁打、5打点の成績を残した。それでも1軍初昇格はならず、戦力外に。「昨日の今日であまり考えられていない。今後はまだ何も考えていない。今年1年やって、ある程度去年よりいい成績を残せた。もう少しできるんじゃないかと悩んでいる。1軍に上がれなかったことに対して、悔しい」。突然の通告に、視線を落とした。

20年にトミー・ジョン手術を受け育成選手契約から復帰を目指した戸田は、2軍で8試合に登板も、防御率14・21。「結果どうこうより、やり切った。トライアウトは一切考えていない。これからもワクワクできるようなことを、野球に限らずやっていきたい。スッキリというか、気持ち的にも次のステップで頑張りたい」と現役引退の意向を明らかにした。

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