東京ガスの先発・高橋佑樹投手(24=慶大)が、8回無死まで無安打投球の力投で、チームを勝利に導いた。

高橋は「強さと場所と、いい感じに投げられました。自信を持っていたカーブや変化球が大体のところに決まってくれた。こんなにうまくいくとは思ってませんでした」と柔らかい表情で振り返った。

この日は、安定した制球が光った。直球、カーブなど緩急を自在に操り、8回を3安打無四球、6奪三振の1失点にまとめた。30日開幕の日本選手権に向けても弾みのつく投球となり、山口太輔監督(45)は「都市対抗が終わってからここまで、調整が間違っていなかったことの証明になる投球でした」とたたえた。