阪神矢野燿大監督(53)が総力戦でCS突破を目指す。

この日は2軍から北條、ロドリゲス、江越が合流。「一発勝負、短期決戦やから。(横浜に)連れていくよ。この試合は入れて、この試合は外れるとか。相手を見てとかチームのバランスを考えながら」。野手19人を横浜入りさせ、そこからメンバーを絞り込む。

監督就任1年目の19年も3位で2位DeNAとCSで激突。第1戦は6点差を大逆転で勝利し、北條は3ランと逆転2点三塁打の5打点と大活躍した。「存在自体が流れを変えるムードがある男。もちろん、そういうところも期待してる」と、再びラッキーボーイ的な活躍を期待する。北條も「(19年は)覚えている。出たら結果を残すだけ」と、出番を待つ。

指揮官は「いいやつをどんどんつぎ込むし、それは思い切って」と早めの継投を頭に描く。投打で総力を結集し、一気にファーストステージを突破する。【石橋隆雄】

▽阪神ロドリゲス(1軍に合流)「ここにいるみんなが同じ目標を持ってやっている。その一員になれればと思うし、トロフィーを目指してやっている。状態はいいと思う」

▽阪神江越(1軍に合流)「どんな形でもチームに貢献できれば。一番は足だと思うのでしっかりと役割を果たしたい」

クライマックスシリーズ日程と組み合わせ