2位DeNAが、3位阪神とのCSファーストステージ初戦に0封負けを喫し、CSファイナルステージ進出に向け、崖っぷちに立たされた。

変則右腕の青柳対策として、右打者の宮崎、ソトをスタメンから外し、「青柳キラー」で左打者の神里、ベテランの藤田を「6番三塁」で4月16日のヤクルト戦以来、スタメンに起用した。

先手必勝に向け、三浦監督は勝負手を打ったが、青柳の前に6回無得点と沈黙し、7回以降は阪神の強力投手陣の小刻みな継投に抑え込まれた。

3回を除き、8イニングで走者を出しながら、好機であと1本が出ず。5回2死二塁では代打戸柱が一ゴロ、7回2死二塁では嶺井が二ゴロ、8回2死一、二塁では牧が空振り三振に倒れた。

三浦大輔監督(48)は「接戦になるのは頭に入ってましたけど、点を取らせてもらえなかったですね。明日、切り替えられるように。そこだけです。何としても切り替えてやります」と前を向いた。

この日は、横浜スタジアム史上最多動員の3万3033人を記録したが、敗戦の瞬間、スタンドからはため息が漏れた。

過去14度のセ・リーグのCSファーストステージでは初戦に勝利したチームが12度、CSファイナルステージに進出。データ上でも、瀬戸際に立たされた。

▽DeNA入江(CS初登板で2回を無失点の好リリーフ)「少しフォームのばらつきがありましたが、嶺井さんのアドバイスで修正することができました」

▽DeNA藤田(4月16日のヤクルト戦以来のスタメンで1安打&好守)「『やってやるぞ』という気持ちでした。短期決戦は勝たないと意味がないので、本当に勝ちたかったです」

【関連記事】DeNAニュース一覧