オリックスが4投手の継投でヤクルトを6安打無得点に封じ、今シリーズ4試合目で初勝利をつかんだ。中嶋聡監督(53)は、投手を含めた堅守を勝因に挙げた。

先発の山岡は毎回走者を出しながら、5回1死まで粘投。「本当に苦しいんですよね。1つも勝ってない中でああいう、ランナー(を背負って)ね。チームも塁には出ているんだけど、点が入らないという。それでもよく投げてくれたと思います」。4イニングで得点圏に進まれても踏ん張り、ねぎらった。

5回1死三塁で、その山岡から宇田川へ交代。「三振を取れるピッチャーを」という期待に応えて、宇田川は山崎、山田を連続三振に抑えた。最後は今シリーズで初めてワゲスパックに9回を任せて、1点差で逃げ切った。

4試合目でようやくつかんだ勝利に「苦しかったか?」と問われ、指揮官は「そうですね。昨日の展開でね、ホームランがずっと出てますのでね、向こうに。でも本当に今日はバッテリーがよく頑張ったと思いますし、守備で勝ったのかなと思いますね」と振り返った。

27日の第5戦に向けて「本拠地で、最後の試合になるので、いい試合を見せたいですし、勝ってタイにしたいですね」と締めくくった。

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