阪神岡田彰布監督(64)が秋季練習第2クール初日の28日、昼食を挟みみっちり約5時間30分の練習を行った。野手は午前中は守備を、午後からは甲子園と室内の2カ所に分かれて打ち込ませた。鋭い振りに「なんであんな点入れへんかってんやろ」と、驚いた。練習後の一問一答は以下の通り。

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-午前の守備練習は正面のゴロをしっかり捕る練習

「この時期は基本的なことよ。基本的なことの繰り返しやから。反復練習やから」

-秋季練習はそういう感じ

「うん。そうなると思うけどな」

-以前、守備では足の運びが気になると

「足の運びが悪いからや。そらなあ。うん。まあ、それはもうすぐには直らへんから。1人1人するんじゃなしに、二遊間というのはある程度まとめてな。明日もやるつもりやけど。明日、明後日の2日間な。ちょっとそれはまとめて。みんなにそういうこと言わなあかんと思うけどな」

-連日、木浪が馬場コーチと足の運びをマンツーマンでやっている。指示は

「いやいやそんなん指示はしてないよ。個人個人、1人1人は言ってないよ。誰がどのポジションにいるかわからへんから。うん。遊撃と二塁で足の運びも違うからな。そのへんはな、だから二遊間というポジションやん。そのポジションで、どういうメンバーになるか分からんけど。ある程度遊撃を守るにしても、二塁の肩とか把握しとかなあかんし。二塁を守るにしても遊撃のそういうね、動きとかも把握しとかなあかんから。それはもう、みんなでやる仕事や。二遊間としてな。1人1人がレベルアップしてもそれについてこれんかったら連携にならんから。みんながレベルアップしな」

-午後から打撃練習も長かった。中野も室内で見ていた

「俺はそんなにね、もう何人かおるけど、根本的に直さなあかん選手は少ないと思うよ。この何日間か見て、なんであんな点入れへんかってんやろうなと思っているけど。みんなの打撃を見て。あのぐらいの打撃をしたら、もうちょっと点を取れとったやろうなと思う」

-渡辺諒の打撃は

「打撃はいいよな、やっぱりな。渡辺と高浜もな。打撃はいいよな」

-渡辺の二塁守備は

「守備はこれからやっていかなあかんと思うけどな。ずっと人工芝でやっとったから土のグラウンドになるとな。そのへんはちょっときついかもわからんからな。守備はね、ポジション的に二塁になったらもっと鍛えなあかんわ」

-フリー打撃のマシンのボールが速かったのでは

「あっそう。わからん、わからん。俺は全然知らん。速く見えたんは、だんだん年いってきたからやで。動体視力が弱なってきてるから、俺なんかもめっちゃはよ感じるもん。それは感じる感じる。目のアレが。それは年いったからやで」

-予想以上にみんな振れていると。

「この時期は一番振れるからな。それを差し引いても、思ってた以上に結構振れるよな。だからまあ、それをいかに打線としてな、点を取るというかな、今は個人個人のレベルアップという時期かも分からんけど、それはこっちの仕事やからな。それをうまく打線にして点を取るっていうのは。まだまだそれはもっと先でええことやけど。でもまあ、1人1人見ても、そんなに悪くないっていうかな。みんな思っていた以上の、そういう打撃をしているとおもうけどな」

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