阪神が10月31日、甲子園での秋季練習を打ち上げた。同日に高知・安芸での秋季キャンプ(2~21日)メンバーを発表。来季高卒2年目の前川右京外野手(19)も名を連ね、岡田彰布監督(64)が大きな期待を寄せた。一問一答は以下の通り。

   ◇   ◇

-秋季練習を終えて

「いやいや、まあ、思っている以上に動けるし、いろんなことも、新しいことを吸収するのも早いし、これからやけどな。これからキャンプやから」

-その準備としては思っていた以上にやりたいことができたか

「いやいや、まだまだ、そりゃ、あれやん。俺も(現役時代に)甲子園でこんなに練習したことあんまりないからな。やっぱり雰囲気ちゃうなあ。練習場やないからな、試合場やから、なんかこう、違うわな」

-この期間でコミュニケーションを図っているように見えた

「まあ、だいぶな。でも、それだけじゃないからな。キャンプに行って、コミュニケーションも大切やけど、まずは技術をアップせなあかんわけやからな、そこは。個々のレベルアップやな」

-目についた選手は?

「そんなに新しい戦力はここにはいないからな。まあでも、フェニックス(リーグ)から帰って来る選手は楽しみは楽しみやけどな、若いのは。どれぐらい力があるのか。それこそ、ほとんど2軍の試合見てないやろ。テレビでちょっと見るぐらいやもんな、今、だから、そういう意味ではフェニックスの選手見るのは楽しみやもんな」

-キャンプのメンバーが発表になった。前川や井上は長打があるが

「いやいや、だから動けるのは連れて行くよ、若いいうても年寄りでも置いていくのもなあ、30歳ちょっとやからな、みんな若なったから、人数的にな、そんないっぱい連れて行ってもな、何もできひんからな。だから、まあ、ほんま、30歳ぐらいで残していかなあかん状況やけど。その分、みんなそのへんはな、やること分かってるから別に心配してないけどな」

-前川はフェニックスで守備やってなかったが、キャンプではフルメニューか

「ゲームの中でな、またフェンスぶつかったり何かしたんやろ。1回治ったけど。そういうのがあったから何かDHでやっとるみたいけど。あの練習中は守備はやらすよ。どっちみち実戦とかそういうのはしないから、普通のメニューできると思うけどな」

-フェニックスから来る楽しみな選手の1人か

「おーん。いや、そらもうアレでもドラフトで取った時からなあ、『コイツはええなあ』思とったよ。高校のな、智弁(学園)の時からな」

-どのあたりに魅力を感じたか

「バット振れることやろ、結局な」

-プロ入ってからの姿は

「映像では見たり、試合は見たよ。まあ、そんなん高校から1年目の選手やからな、まだなあ。そういうレベルではもっと上の選手、上に見えるしなあ」

-秋季キャンプの最初は秋季練習と同じく見ることになるか

「いやまあ、見ることもだけど最初2日(3日目は休日)しかしてないから、土日を練習しようと思ったら最初2日にしたらちょうどうまいこといくんよ。まあ、宮崎組もちょうど今日まで試合してるわけやからな。最初の2日間くらいでちょうど見られるんちゃうかなと思うけど」

-実際にグラウンドで見て、(評論家として)上から見るよりも選手に力があると思った印象か

「おーん。(守備も打撃も?)そうそうそうそう。まあ二遊間のコンビはあかんかったけどな(笑い)。『これはボロボロやな』と思ったけどな。まあバッティングにしても前も言うたけど、これで何でそんな点取れなかったんかなというのもあるしな。まあ、最終的に5割いかんかったわけやからな、トータル的にな、。でもそのくらいのレベルじゃないと思うけどな」

-フェニックスリーグでは小幡もアピール続けているが期待することは

「アピール言うても『ずっとショートやらせ』言うてるから、自然とアピールなるで(笑い)。交代する選手もおらへんからな、人数的にな。でもやっぱり結果を出すことがアピールやけどな、結局。やっぱり打つ方もある程度は打ってほしいけどな。まあ2割ちょっとくらい打ってほしいよな」

-やはりまずは守り?

「うん、まず守りよ」

【関連記事】阪神タイガースニュース一覧