「吹田の主婦」が鮮烈な日の丸デビューだ。侍ジャパン初選出の山崎颯一郎投手（24）が、8回に4番手で登板。150キロ超の直球で攻め香月を空振り三振に仕留めるなど、巨人打線を3者凡退に仕留めた。9回も3者凡退に仕留め、2イニングパーフェクト締めだ。
オリックスの日本一に貢献したパワーリリーバー。登板するたびに愛称の「吹田の主婦」がトレンド入りするなど、一気にファンに知られる存在になった。この日も、投手交代時に名前がアナウンスされた際は、東京ドームに大きな拍手が響いた。
◆吹田の主婦 ファンが呼ぶ山崎颯の愛称。20年のファン感謝デーで料理対決の審査員を務めた際、杉本と近藤から「吹田の主婦と言え」と言われたことが始まり。山崎颯は石川県出身で、吹田がどこにあるかもわからないまま、上半身裸にエプロンをつけた姿で審査にいそしんだ。球団公式ツイッターでは「料理教室だと思って来たら、料理対決の審査員をする羽目に。MAX151キロを誇る吹田のうっかり豪腕主婦。勝負服はいつだって素肌にエプロン」と紹介された。スコアボードにも表記され、「俺をこう呼んでくれ」の欄に「吹田の主婦」と出た。
