楽天泰勝利投手（18）が、守護神に弟子入りする。昨年ドラフト4位で入団。初めてのオフは今季セーブ王の松井裕樹投手とともにトレーニングを行う予定だ。
172センチと小柄ながら、最速150キロの直球が武器の本格派左腕。体格や投球スタイルなど、松井裕と似ている部分が多い。「安楽さんが2軍にいたときにそういう話をしたら頼んでくれるという感じで言ってくれたので、まず安楽さんにお願いして。松井さんに直接会ったらまた自分からあいさつしにいって頼むという感じです」と説明した。
先輩から学びたいのは球質と安定感だ。「（松井裕は）真っすぐの回転数だったり、回転効率や成分、全部見てもトップクラスなので、その球質がどこから生まれているのか気になります」と目を輝かせる。また、自身は投球にムラがあることが課題。1年間守護神として試合を締め続ける安定感の秘訣（ひけつ）を探っていく。「盗めるところは盗んで。いろいろ自分のものにできたらなと思います」と力を込めた。
ルーキーイヤーの今季は体作りに励み、体重は5キロ増の87キロに。体がひと回り大きくなり、ガッチリとしてきた。それにより力強さもアップ。平均球速が上がり、140キロ台後半の直球をコンスタントに出せるようになってきた。順調に成長をしてきたこの1年。実りあるオフを過ごし、来季の1軍デビューへつなげる。【湯本勝大】
