西武から育成ドラフト4位で指名された法大・是沢涼輔捕手(4年=高崎健康福祉大高崎)が7日、都内のホテルで入団に合意した。支度金350万円、年俸400万円。(金額は推定)

クリスマスのイルミネーションが輝く新宿プリンスホテルのエントランスで、是沢は笑顔を見せた。「より一層、身が引き締まる思いです。スローイングをいかした守備面をアピールして、支配下になれるように頑張りたい。打撃面も、コーチから話を聞いて伸ばしていきたい」と意気込んだ。

三重県出身だが、甲子園での高崎健康福祉大高崎(群馬)の柘植世那捕手(現西武)に憧れて進学。来年からはチームメートになる。面識はないが「捕手のこと、生活のことをうかがいたいです」と話した。

好きな言葉は、織田信長の「理想を持ち信念に生きよ」。マンガに出てきた言葉が、胸に響いた。東京6大学では、わずか4試合出場のみ。それでも目標を持って毎日の練習に取り組んでいる姿を、見てくれる人がいた。「僕も夢を持って、突き進んだら指名を受けることができました」。これからも夢の実現のために、突き進む。