明大が13-6で東大に8回コールド勝ちし、2連勝でBブロック首位通過した。

瀬千皓外野手(1年=天理)が5打数5安打と打線をけん引した。8日に慶大に7回コールドで大勝した東大は1勝1敗の2位で、3・4位決定戦に進出。Aブロックは立大が2勝で首位となり、決勝戦で明大と対戦する。1分け1敗の法大が2位、総失点数差で早大が3位となり、5・6位決定戦は早慶戦になった。

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リーグ戦の悔しさをバネにする。瀬は3点を追う2回、先頭でチーム初安打となる内野安打を放ち勢いをつけた。5打数5安打1四球と神宮大会(18日開幕)のメンバー入りへ猛アピール。今春いきなりリーグ戦初打席で本塁打を放つなど10試合に出場。しかし夏以降は調子を落とし、秋はベンチ入りもできず。「スイングが小さくなっていたので、見直した。何とかアピールしたかった」と話した。

○…東大は8回コールドで明大に逆転負けを喫した。8日に慶大に歴史的大勝を挙げ、その流れのまま初回に2点先制。さらに2回2死、9番・松原周稔(あまね)外野手(2年=土佐)が、甘く入った直球を左翼スタンドに運び神宮初本塁打。高校は1年間のみで野球部を退部し、1浪で東大に入学。約3年間のブランクを経ての本塁打に「手応えはあったけど、自分でもびっくり」と喜んだ。