阪神片山雄哉捕手(28)が9日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約交渉に臨み、30万円増の450万円で更改した。

4年目の今季は5月25日の楽天戦(甲子園)で待望の1軍デビューを果たすなど、2試合に出場。「やっとプロ野球選手としての1歩を踏み出せたのかなと。すごくうれしい思いもありましたし、これからより一層頑張らないといけない」と引き締めた。

ファームでは人手不足の関係で本職の捕手の他にも二塁、三塁、外野をこなすなど、ユーティリティーさもみせた。「一番はキャッチャーで勝負したいというのは自分の中では思ってます」とした上で「野球を見る角度が全然違った。こういうふうに考えているんだ、こういうふうにバットは動くんだとか、俯瞰(ふかん)的に見ることができた。球団からは『大変なことはしてもらったけど、そういうのも経験になると思うから、生かしてやってほしい』と言われました」と明かした。(金額は推定)

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