明治神宮大会は23日に予定されていた高校の部、大学の部の決勝戦が雨天のため順延となり、24日に行われることが決まった。

16年以来の優勝を目指す明大(東京6大学)は23日、国学院大(東都大学)との決勝戦へ向けて都内の同校室内練習場で練習を実施した。主力組は午前9時から昼頃まで、打撃練習やノックを中心に行った。

ベンチ入りの投手はピッチングをせず、野手はノックとバッティングでコンディションを整えた。田中武宏監督(61)は「仕切り直しという形で、体調面だけは気をつけてほしいと伝えた」と説明。史上最多の7度目の優勝へ向け「6大学と東都とプライドをかけた戦いになる。相手に対するリスペクトの気持ちを持って、マナーも十分気をつけて、自分たちの野球を最後までやり通す」と意気込みを語った。

中日ドラフト2位の村松開人内野手(4年=静岡)は、順延にも「準備する期間が増えたことは部員にとってプラスだと思う」と前向きに捉えた。今大会はこれまで2試合で9打数2安打。「ここ2試合、自分の思っているようなプレーができていないので、守備でも打撃でもチームに貢献して最後はいい形で終わりたい。日本一の目標を達成するために自分たちのやっていることを出せれば勝負になる」と、主将として6年ぶりの優勝を誓った。