村神様メジャーへ前進！　ヤクルト村上宗隆内野手（22）が9日、都内の球団事務所で契約交渉に臨み、3年総額18億円プラス出来高の複数年契約を結んだ。

球団は3年後のポスティング制度によるメジャー移籍を容認。さらに現行の“25歳ルール”が緩和されれば、2年後にも同制度による米国挑戦を認めるという。村上は「球団のみなさんに感謝しかありません。もっともっと頑張りたいという気持ちになってます。まずは球団に感謝したいと思います」と感謝の言葉を連ねた。

高卒5年目の今季は、日本選手歴代最多となるシーズン56本塁打を放ち、史上最年少で3冠王を獲得。2年連続のリーグMVPを満票で受賞するなど球史に残る1年となった。来季年俸は今季の2億2000万円から倍増以上となる6億円。山田哲人内野手（30）の5億円を上回るチーム最高年俸となり、6年目の年俸としても、球界史上最高額となる。

大型契約にも「チームを勝たせる中心でいたい思いは変わらない。金額ではなく、チームの中心として引っ張っていけたらなと思います」と平常心で来季の活躍を誓った。（金額は推定）

◆野手の年俸6億円は22、23年柳田（ソフトバンク）6億2000万円、02年松井（巨人）6億1000万円に次ぎ、14年阿部（巨人）と22、23年坂本（巨人）に並ぶ3位タイ。内野手では坂本に並んで最高額となった。