西武松井稼頭央監督(47)は9日、現役ドラフトで阪神から陽川尚将内野手(31)の移籍が決まったことを受け、野手陣の競争力アップに期待を込めた。

「右のパワーのある勝負強い打者というイメージがある。これでチーム内の野手の競争がまた激しくなってくれればいい。楽しみにしています」

今季の陽川は左腕相手に打率3割5分7厘をマーク。代打でも20打数8安打の打率4割と「切り札」として活躍した。レギュラーの決まっていないサード、外野も守れるのも大きい。戦力アップに期待を膨らませた。

◆陽川尚将(ようかわ・なおまさ)1991年(平3)7月17日生まれ、大阪府出身。金光大阪3年時に巨人から育成ドラフト3位で指名されたが、東農大に進学。13年ドラフト3位で阪神入団。16、17年に2軍で本塁打、打点の2冠。18年には1軍で10試合、4番で先発出場した。180センチ、90キロ。右投げ右打ち。内野手。来季推定年俸2200万円。

【現役ドラフト】楽天オコエが巨人、阪神陽川が西武、ソフトバンク大竹が阪神など12選手が移籍/詳細