球界初の現役ドラフトでソフトバンクから移籍した阪神大竹耕太郎投手(27)が、村神様へのリベンジを誓った。この日、西宮市内の球団施設で入団会見を行った。背番号は「49」。貴重な左の先発候補として期待される大竹はヤクルト村上との対戦を熱望した。「同郷(熊本)もあるけど、1度交流戦で対戦して初球を本塁打されているので、やりかえしたい」。開幕ローテーション入りしたプロ2年目の19年6月20日ヤクルト戦(神宮)だった。2回の初対戦で初球を右翼へたたき込まれた。
当時、4学年下の村上から大竹のところにあいさつに来るなど、熊本県人同士の絆は深い。今季3冠王を取り、日本最高の打者に成長した相手に「どう抑えるんだろうというのはあるけど、楽しみ。怖いですけど」と、来季のその場面を思い浮かべる。「左の内角を投げるのが得意なので、ズバズバ行きたい」と、強気の攻めを予告した。
2年間1軍で勝ち星がない大竹も復活へ向け成長してきた。2軍では今季14試合に投げ12試合に先発。4勝1敗、防御率2・87と安定している。今年1月に自主トレで弟子入りした和田の助言で直球も最速145キロまでアップし緩急の幅もひろがってきている。「今年は1年間ケガなく投げられた。先発へのこだわりもある。規定投球回は投げたい」。今オフも和田と一緒に鍛え、新天地に備える。早大の先輩岡田監督の期待に応えるためにも「アレ(=優勝)に貢献するために覚悟を決めて頑張ります」と強い決意を見せた。【石橋隆雄】
◆大竹耕太郎(おおたけ・こうたろう)1995年(平7)6月29日生まれ、熊本県出身。済々黌2年夏、3年春の甲子園出場。3年春は常総学院を完封。早大では東京6大学リーグ通算11勝。17年育成ドラフト4位でソフトバンク入団。18年7月に支配下登録され、8月1日西武戦で初先発初勝利。184センチ、87キロ。左投げ左打ち。



