西武今井達也投手(24)が極上の真っすぐを追求していく。

今季は約151キロだったストレートの平均球速を「53~55キロ」までアップさせることを志す。最速は159キロ。あと1キロで大台にも届くが、「1球のマックスはまったく気にしてはいない」と言う。むしろ、勝てる投手に成長を遂げるべく「1試合の平均の球速」に強くこだわる。

自己分析した上での目標値でもある。球種は主にスライダー、チェンジアップ、カーブ、カットボール。「オリックスの山本投手のように、そんなに球種がいっぱいあるわけではない。そういう投手と投げ合って、どうやったら勝てるのか、抑えられるのかと考えたら、(直球の)平均を上げることが必要」と語った。

来年1月はメッツと契約した千賀らが師事する鴻江寿治トレーナーのもとでトレーニングを積む。効率的な体の使い方をより深く学ぶ。「もっともっと上のレベルを目指していかないと」。来季は背番号「11」を自ら手放して、親交が深く、今季で引退した武隈が背負っていた「48」に変える。ポテンシャルの大きさは計り知れない剛腕。殻を突き破るシーズンとする。

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