来季V奪回を期すソフトバンク柳田悠岐外野手(34)が、主将として自覚にあふれたオフを過ごしている。22年シーズンにマークした24本塁打、79打点はともにチームトップ。だが、打率2割7分5厘と苦戦し、規定打席に立った年では初めて打率3割を下回った。それだけに「2割7分じゃ、休めんですよ。休む余裕がないです」と、例年より急ピッチで来季に向けた準備を進めている。

オリックスとのCSファイナルステージで敗退後、体を休めたのは1週間ほど。しかも、ただ休んだわけではない。「ファスティングをした1週間は何もせず、ゆっくりやってましたけど」。今年は春季キャンプ直前に新型コロナウイルス陽性判定を受けた影響もあって体重が増加。本来のキレが出せなかった反省も踏まえ、体内環境を整えるために初めて、一定期間食べ物を断つファスティングを取り入れた。

1週間後からトレーニングを再開。2年連続でリーグ優勝、日本一を逃したチームの主力として、巻き返しへのスタートを切った。

充実のオフを過ごしているからこそ、懸念材料だった肉体面への自信もみなぎる。「今は維持というか、しっかりと栄養を取って、トレーニングをしっかりした結果が今の体重だと思う。あまり体重という意識はなくて、食生活だったりトレーニングをしっかりやっていけば、体重が何キロだろうが大丈夫かなと思っています」。引き締まった肉体に手応えをにじませた。

年末年始の誘惑も、ベテランの域にさしかかった柳田の敵ではない。「そんなにめちゃくちゃはしないんで、大丈夫です。もういい年なんで。大丈夫です」。節制を重ね、23年型の最強ボディーで勝負。3年ぶりのリーグ優勝へチームを引っ張る。【山本大地】

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