阪神岡田彰布監督(65)のコメントが10月の就任以来、注目されている。「アレ(=優勝)」は、選手だけでなくファンにも浸透。来季の球団スローガンも「A.R.E.」となった。「おーん」を連発する独特でリズミカルなトークは破壊力抜群。「はっきり言って」と、思ったことをストレートに発信するスタイルも共感を呼んでいる。日刊スポーツでは監督就任からの「岡田語録」を振り返る。第1回は就任から10月の秋季練習終了まで。
◆10月16日 就任会見
(輝く黄色のネクタイ姿の岡田監督に狙いを聞くと)
「黄色ですか? いやいや、(広島新監督の)新井が(会見で)赤いネクタイしてたから(笑い)。黄色にしていかなあかんかな思って。それだけですね(笑い)」
(いきなり大山を一塁、佐藤輝を三塁でクリーンアップとして固定する構想を披露。2人の現状について)
「佐藤は2年目ですけど本当に見ていてもう少し打てるんじゃないか。ホームランも24本と20本かな。ホームランもっと打てるんじゃないかと思うけど、ひょっとしてこれくらいの力の選手かなと、指導した時点でそういう風になるかも分からない。はっきり言ってね。大山にしても6年くらいたつでしょ? それで右でホームラン30本いかない。3割いかない。それくらいの選手なんかなと思うときもある。はっきり言ってね。これはもうね、ピークかなという感じも受けてるんだけど。でも、見ていたらそうじゃないとは思うんだけど。だからその2人を何とかしないといけないというのが強いですね」
◆10月17日
(現役時代は秋の練習を大切にしていたのか)
「俺は何もやらんかったな 笑。あんまり記憶にないよな。おーん」
(それは主力だったから)
「フェニックスリーグとかもなかったからな。1年間やったら甲子園でちょっと練習してそのぐらいちゃうかな。オフはもう速攻でゴルフだったんちゃうかな」
◆10月20日 ドラフト会議
(最初の入札では高松商・浅野を指名も巨人と競合し外す)
「ほぼ浅野でいこうというのは、前日からなっていましたけどね」
(前日19日には、当日の星占いを見てくじを引くかを決めると言っていた)
「周りから聞くと(星占いなどは)よかったみたいですけどね。ダメだったですね」
◆10月21日 ドラフト1位指名の中大・森下翔太外野手(22)にあいさつ
(森下が打率3割、25本塁打以上と目標を掲げると隣で)
「甲子園で25本はちょっとしんどいかも分からないね。20本くらいにしといたら?」
◆10月24日 甲子園での秋季練習でナインと初対面
(訓示でこの日だけ「優勝」という言葉を使う)
「(優勝は)今日までな。明日からは『アレ』って言えって言ったけど。そんな優勝、優勝て、まあ、ねえ、現実に17年もしてないわけやから、あまりそんな言うような言葉じゃないと思うし、そんな、長いで。今から優勝とか言ってたら1年間」
◆10月30日 秋季練習
(矢野前監督最終年の今季まである程度グリーンライトでフリーに走者を走らせることもあったが、岡田監督は盗塁のサインをここというところで出すのか)
「オレは出すよ。グリーンサインなんか、オレ今までやったんは赤星だけやで。グリーンサインなんか。そんな。そら、50、60走るからグリーンサインをやるわけであって、20、30でグリーンサインなんか出せへんよ」
◆10月31日 前日にオリックスが日本シリーズを制し日本一(日本シリーズは)
「オレ、最初から今年は4勝2敗でオリックスて、今年はオリックス勝つやろうな思ってたけどな、おーん。まあ、その通りな、おーん。でも両方とも力を発揮しての結果じゃない? 普通に見て、今年はオリックスの方が強いなと思ってたもんな。うん、ピッチャーよ、やっぱりな。山本がけがで1回しか投げられなかったけど、他のピッチャーもいいもんな、やっぱな」
(来季阪神とオリックスが優勝して御堂筋シリーズになったら関西の野球も盛り上がりますね?)
「うん…フフン…」
◆11月1日 伊丹空港から秋季キャンプ地の高知へ飛行機で移動
(伊丹空港で悪天候の窓の外を見ながら)
「ああ、これ揺れるなあ。最悪やな」
(今オフのFAの補強を問われ)
「いや、全然考えてない。そんなん、いらんよ。せっかくチーム若なってきたのに、年寄りいらんやろ。年寄りかどうか分からんけど(笑い)」



