2023年は「強い男」を目指す。巨人ドラフト1位の高松商・浅野翔吾外野手(18)が新年の抱負に「強い体に 強いメンタルに 強いジャイアンツに」と色紙に力強く書き込んだ。

球団史上初の高卒外野手のドラフト1位指名選手となった浅野。18年間過ごした地元・香川からプロ野球の世界に乗り込む。高校野球とのレベルの差や、金属バットから木製バットへの適応など、環境は大きく変わる。そのため1年目は「慣れ」を重要視する。「1年目はしっかりウエートトレーニングとかで体を一から作る。2軍の試合に出られたら、結果を残して、メンタルも鍛えていって、いつか1軍に上がって強いジャイアンツにしたいと思って書きました」と思い描いた。

171センチ、86キロとがっちりした体形をさらに強化して、まずはケガをしにくい体の土台を作り上げる。さらに理想に掲げる勝負強い打者に近づくため、東京ドームの大観衆の前でも動じないメンタルを追い求める。

自らが「強い男」になった先に「強いジャイアンツ」を見据える。「1日1日大事にしていきたい」と話す18歳が、巨人の未来を切り開く。【小早川宗一郎】