オリックス中嶋聡監督が「ラオウ」こと杉本にレッドソックス吉田の穴を埋める活躍を厳命した。
21年の本塁打王も、昨季は半減以下の15本塁打。2軍調整を繰り返すなど大きな誤算になった。長打力のある新外国人も加入予定だが「じゃあいきなり4番に…とはね。計算に入れてしまっていいのかというのがある。今のメンバーを（軸に）考えておいた方がいい」と杉本の4番定着を理想とする。MVPに輝いた日本シリーズでの活躍が示すように、やはり特別な存在だ。
今季は吉田に代わって選手会長も務める。「期待していますから。まさかラオウがこのまま終わらんでしょう。選手会長だよ。去年は本当に苦しかったと思う。いい成績残していれば、あの明るさがある。どうやってあの明るさを出せるか。ここだけは本人なのでね」と奮起を期待した。【柏原誠】
