西武ドラフト4位青山美夏人投手(22=亜大)が18日、プロ入り後初のブルペン投球を行った。背番号と同じ29球を、安定した制球力で投げた。直後、視察した渡辺GMに呼ばれた。直球のみのブルペンだったが「ツーシームについて聞かれました」と明かした。

DeNA山崎が操ることで有名な“亜大ツーシーム”を青山も投げる。「代々受け継がれているボールです。自分は1年の夏に内間さん(現楽天)から教わって、1年秋のリーグ戦から使っています」と年季のある魔球だ。打者の手元で沈む球は、低く投げてナンボ。「ブルペンの時から、ワンバウンドになった球は捕手にどこにあるか指でさすのがクセ付いています」という徹底ぶりも、先輩たちから伝授されてきた。「立ち投げでもちょっとずつツーシームを投げていこうと思います」。慌てず個性を出していく。【金子真仁】

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