西武西川愛也外野手(23)にとって、山川穂高内野手(31)とのマンツーマンの時間はあとわずかだ。

1日も所沢の球団施設で振り込んだ。年明けの自主トレをともにし、あと5日後にはキャンプが始まる。

「危機感ある年なので、追い込みたいっていう思いがあったので」

花咲徳栄を埼玉県勢初の甲子園優勝に導いたバットマンも、今年でプロ6年目を迎える。「何も貢献していないので。今年にかける思いは僕が一番強いと思います」と、3枠とも白紙の外野定位置争いに参戦できる力を身につけようと、強打者山川に師事した。

師は西川のことを「まだまだまだまだまだまだまだ、でしょう」と“まだ”を7つ連ねた。前さばきの打撃を勧められ、快音の確率は間違いなく高まっている。「(投球に)差されることが試合でも多かったので。僕、手が長くて出てくるのが少し遅くて」。緩急対策も身につけながら、実戦での新打法披露の時を待っている。【金子真仁】

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