日本ハムが1日、北海道・北広島市に完成した新球場エスコンフィールドで、初めて全体練習を行った。

「12球団で1番狭いなと感じた」と印象を口にした新庄剛志監督(51)は「(本塁打が)最低でも260本くらい打てそうだなと思った(昨年は100本)」と、チーム本塁打数の増加を期待した。

「よくこんな球場を作ったな」と感動するほど、設備は充実している。米国のメジャーとマイナーの環境格差を例えに「マイナーの選手はメジャーのロッカールームに入ると、2度と落ちたくないと思う。この球場も、そういう作りをしている」と、選手が憧れるような出来栄えに大満足。「(2軍の)鎌ケ谷をもっと古くさくしたいな。(食事も)納豆ご飯だけで済ませたいぐらい」と、笑った。

練習前に球場内部を見学した選手たちは、投内連係や実戦形式の練習などを夕方から日没にかけて約3時間行い、全面ガラス張りの中堅方向から入る自然光を含めて確認した。

充実した設備や天然芝のグラウンドに目を輝かせる選手の表情を見て、「感動を受けた」と、声を弾ませた同監督は「内外野の芝が長すぎるので半分に切って、と。二、三塁ベースへスライディングする際、グラウンドが硬すぎる。照明の光の向きも」など、改善したい部分も盛りだくさん。「開幕してから何かあっても遅い」と、今後も目を光らせていく。【中島宙恵】

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