新生岡田阪神が開幕3連勝とロケットスタートを決めた。

先発才木浩人投手(24)が7回途中4安打1失点の力投で今季初勝利。打っては2点差に迫られた8回2死一塁の島田の打席で中野が二盗を決め、1ストライクから代打で原口文仁内野手(31)が出場し、初球を捉え左越えの2ランで試合を決めた。岡田彰布監督(65)の「奇襲攻撃」が見事にハマり、3連勝発進をもぎ取った。指揮官の一問一答は以下の通り。

 

-開幕3連勝。どのような手応えをもっているか

「手応えというか、まあ初戦も最後、苦しい場面があったし。昨日もそうですけど。だから、みんなが、場面場面で仕事というかね、役割というか。それがちゃんとできているね。ゼロ点で抑えられないし、そら打たれることもありますが、当然だけど。その変でね、最少点に抑えているとか、そういうことができている結果じゃないかとは思っていますけど」

-今日は最後、2点差でも石井投手でしたが

「もう石井でしたね。もう今日は浜地も入れてないし、湯浅も全然、今日はキャッチボールなしで。2人は投げないつもりでいてたんで。まあね、一番経験のある岩崎が、ちょっと無理させたんだけど、まあ、なんとか、あっこで終われたので。まあ打たれたけどね。まあ、いい中継で終わったのが大きかったですね、やっぱり」

-攻撃面では打線がつながったが、なんといっても8回の場面。盗塁からの代打原口の初球打ちはしびれたんですけど。あそこの考えというのは

「いやいや、昨日のお返しを、原口もいかなあかんし。(走者が)セカンドいったら原口は準備させとったんで」

-一振りで仕留めたのはさすがだなと

「いやいや、本人もねえ、やっぱり、昨日の今日だし。速いストレートをとらえられるのは原口かなあと思っていたんで。まあ予定通りだったかなと。まあ初球にいってくれてたらよかったんだけどね。まあ、なんとか先にね、あれはもうスチールのサインでいけというあれだったんで。まあね。けん制に引っかかったけど、それもよかったよね」

-8回は得点圏じゃなければ島田のままだったのか

「そうよねえ、だから、まあ、得点圏というかセカンドいったらいく言うてたんよね、原口にはね。まあ、(走者が)一塁ではあんまり行かせたくなかったからね。まあ昨日の植田の走りにしても、いけそうな感じで。そら今日はだいぶね、やっぱりそう言う意味では警戒してたから。2点差、そら最後、湯浅が投げるんだったら、別に2点でも良かったんかもわからないけどね、石井というね、初めてのそういうポジションなんで点取る意味でも欲しかったしね」

-ツーストライク、フルカウントでも。

「代えてたよ、ツーストライクでも代えてたよ。いいやんか、人(島田)の三振なるんやから(笑い)」

-打った瞬間はしびれたか

「いやいや打った瞬間いったおもたね。やっぱり昨日ね、バッティングコーチにも言ってた、昨日の件があるからこれ行くでと言うとったんやけどな、昨日もあれ紙一重よ。三塁のファウルフライなったけどな、二、三塁で。そう言う意味ではいいお返しができる場面なったし、原口にしてもな」

-左のエスコバーで原口か。右左どちらでも原口か

「いやいや、あのストレート打てるの原口しかいないやんか」

-1球目に盗塁させたのはモーションが大きいからか

「そうよ、1球目に行ってくれたら良かったけど、行けんかったからな、初球な。昨日の件もあるし、向こうも警戒するよ、そら。そらな。そんな簡単には走れへんけど、まあ何とかな、うまいことセカンドくぐりぬけたからセカンドな」

-監督がこれまで打者の途中で代打を出したことは

「あんまりないかな。どうか分からんわ。そんなん新聞記者が調べることやろ(笑い)。なんでオレに思い出さすことないよ。お前らで調べろ(笑い)」

-采配が当たっての3連勝

「まあ、当たってと言っても、オレにしたら普通のことやろ。こんなの。点取りにいくんやからさ。俺はそう思ったよ。みんなコーチかて、これすごいって言うけど、いや、すごくない、普通やろって。点取るためにやってるんやからな。出たときからあれや、盗塁のサイン出したときから、原口用意しとけ言うたよ。それがどういう意味か分かってなかったコーチもいたかも分からんけどな(笑い)」

-走るまでは左打者の方がいい

「そら、キャッチャーも投げづらいやろ。そらまあな、ランナー気にせんと、このバッターやったら抑えられる(から打者集中と)ピッチャー心理なら思うんちゃう。あそこで先に原口いってもうたら、だいぶ違ってくるわな。だからセカンドいくまでは。後ろがまた大山で右がおったからな。歩かされても一、二塁で大山やったというのもあるしな」

-普通の采配と言うが、いい意味で久しぶりの采配を普通にできている

「そうやな。思ってる以上に打線が活発に打ってくれたから、余計なんか、思い出すよな。点取るためにどうしたらええかな、いうのをな。ヒット出んかったら何もできひんやんか、塁を賑わせなかったら。でもみんなが、フォアボールであれ塁に出て、そういうことやるから、よっしゃ、こういうやり方したら点取れるんちゃうかなとか、そういうのやっぱり、思い出してくるやんか。それはやっぱり、選手がダイヤモンドを走り回ってるからやで。ランナー出んかったら何にもできへんのやから、はっきり言うて。そういうことやん」

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