阪神の新外国人シェルドン・ノイジー外野手(28)が抜群の対応力を発揮した。広島戦で2安打を記録し、今季3度目のマルチ安打。4戦連続の安打となった。

「いい状態は続いている。失投をしっかり打つことができているので、この状態を続けていきたい」

4回の第2打席。先発右腕九里から左前打を放つと、続く5回の第3打席。無死二、三塁から126キロフォークを捉えた。前進守備の三遊間を痛烈に抜く今季2打点目の左前タイムリー。「チャンスの場面だったし、どんな形でもいいから、ランナーをかえしたいという気持ちだった。チームに貢献できてうれしい」。直後に森下が右前打を放つと迷わず激走。三塁を陥れ、好機を拡大した。

これで開幕から4戦すべてで安打を記録。18打数7安打、打率は3割8分9厘で大山に次いでチーム2位の数字となった。シュアな打撃で好調を継続する「3番・左翼」の新助っ人が、開幕から結果を残している。【波部俊之介】

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