拓大が4番の1発で勢いづき、2連勝で勝ち点1をつかんだ。

2-0の2回2死二、三塁、3番古沢怜大外野手(4年=明徳義塾)の適時打と重盗後に、4番宮浦柚基内野手(3年=白樺学園)がフルカウントの7球目、真ん中低めのスライダーを捉え、左越え3ランを放った。大学での公式戦初本塁打に、笑顔でダイヤモンドを一周。「前の古沢が打ってくれたので自分の気持ちも楽になった。いい感じの角度で上がっていった。感触は良かった」と振り返った。馬渕烈監督(33)は「こんなにうまくいくと思っていなかった」と話した。

守っては先発の新地智也投手(3年=明徳義塾)は足をつって降板したが、7回6安打1失点と好投した。4月から野球部OBの佃勇典コーチ(30)が就任。馬渕監督は「見てくれている人がいるので選手1人1人変化してきたと思う」と新体制で優勝を狙う。