青学大は、駒大に快勝し2勝1敗で勝ち点1を挙げた。

プロ注目の最速153キロ右腕の常広羽也斗投手(4年=大分舞鶴)が先発して7回無失点で今季初白星。打線は、4番の西川史礁(みしょ)内野手(3年=龍谷大平安)がリーグ戦初アーチとなる3ランから2打席連発と存在感を発揮した。安藤寧則監督(45)は「序盤はチャンスで追加点が取れなかったが、常広がよく我慢して投げてくれた」と話した。

常広は「まだ自分が投げたいボールが投げられていない」と本調子ではない中で、試合をつくった。ピンチになるとギアを上げ、2回2死二、三塁で、最後は変化球で三振を奪って無失点でしのぎ、ガッツポーズ。4回には2死満塁のピンチも変化球で投ゴロに仕留めた。「フォームでは低めに集められないのが分かったので、意地で低めに投げました。フォークがよかったので、抑えられた」と修正力が光った。

フルスイングが持ち味の西川は、2-0で迎えた6回2死一、三塁で左中間に3ラン。リーグ戦初本塁打をマークした。さらに8回にもソロを放ち、2打席連発。「(初本塁打は)完璧でした。(2本目は)詰まったけど、入ってくれてよかった。自信が持てました」と喜んだ。