流通経大が連勝で勝ち点1を獲得し、4連覇へ向けて好スタートを切った。

今秋ドラフト候補の流通経大・萩原義輝捕手(4年=東海大相模)は、4打数1安打。8球団12人のスカウトが見守る中「本調子ではなかった」と話すも、第1打席で左越え二塁打を放った。

また先発の上原真翔(まなと)投手(2年=前橋育英)を好リード。公式戦初登板ながら、9回無死まで無安打投球の快投だった。右前打を許し大記録達成はならなかったが、1安打完封勝利。オープン戦でも4回以上を投げた経験がなかった上原は「コツコツ一人ずつ取ることを意識した。キャッチャーを信じて低めに投げられたのが良かった」と、萩原にも感謝した。高野重弘監督(59)は「上原につきます。本当によく頑張ってくれました」と評価した。

 

【萩原についてのスカウト評】

▽ソフトバンク福山チーフ「フットワーク全般、キャッチングにしてもスローイングにしても整っている」

▽ロッテ榎アマスカウトグループディレクター「守備が安定している。送球、捕手としての素質、雰囲気がすごくいい」

▽中日音チーフスカウト「素直にバットが出せていて、どこにでも対応できる。守備はスローイングの動きがいい」

▽楽天沖原スカウト「バッティングは力強い。初球からいけて積極的。守備はスローイングが安定していていい」