西武ディートリック・エンス投手(31)が6回無安打無失点の好投を見せた。

来日2年目の左腕は、今季はここまで2試合で0勝2敗、防御率8・10と苦しんでいた。この日は最速150キロの直球と、右打者への外角カットボールがさえ、1回から3回にかけては7者連続奪三振もマークした。

6回を91球で終え、その時点ではノーヒットノーランの権利も残していた。打者3巡目にかけて芯で捉えられる打球も増え、6回降板後に松井稼頭央監督(47)らとベンチで協議。7回から森脇亮介投手(30)がマウンドに上がった。

森脇は1死後、日本ハム清宮に安打され、継投によるノーヒットノーランもなくなった。森脇は3連続四球で押し出しを許し、3番手平井克典投手(31)にスイッチ。平井は後続を打ち取り、7回終了時点でエンスに今季初勝利の権利が残った。

西武は13日のロッテ戦(大宮公園)でも今井達也投手(24)が8回1死までノーヒットノーランのペースだった。15日に今季2勝目を挙げた高橋光成投手(26)も現在、18イニング連続で無失点。2試合計17奪三振の平良海馬投手(23)らも含め、強力な先発投手陣が形成されている。

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