日本ハムが先発ローテーションを再編し、巻き返しを図る。28日からのソフトバンク3連戦(エスコンフィールド)では、過去8試合すべて救援登板の左腕コナー・メネズ投手(27)が先発マウンドに上がる。開幕当初は救援だった鈴木が、先発転向後2連勝でリーグトップタイ3勝を挙げており、助っ人左腕にも新たな役割での仕事が期待される。

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日本ハムが今季未勝利のソフトバンク戦を前に、先発ローテ再編に踏み切る。建山投手コーチは、ここまで8試合すべて救援登板のメネズを「次カードのどこかで(先発で投げさせる)。先発の調整を始めています」と説明した。

28日からの3連戦は、順番通りなら加藤貴、上沢、上原だが、前回登板の23日楽天戦で3回途中3失点と炎上した上原はこの日登録を抹消された。代わって、同戦で3回1安打無失点と試合を立て直したメネズの抜てきを決めたようだ。

26日のオリックス戦では、3番手池田が2回無失点。8回はベテラン宮西、9回は田中正の初セーブと、新たな必勝パターンが見えてきた。メネズを配置転換し、さらに投手陣全体を底上げする。

リーグトップタイの3勝を挙げている鈴木も、開幕時は中継ぎの1枚だった。だが20日のロッテ戦で先発に転向すると、自身2連勝。状態のいい投手を適材適所に配置する策で、今回もメネズに好投を期待する。

先発陣はポンセが左大腿(だいたい)部負傷でリハビリのため一時帰国し、金村も右肩の張りで離脱。侍ジャパンで活躍した伊藤も4試合で0勝3敗と調子が上がらない。だが26日オリックス戦は清宮、野村が不在でも代役4番の万波が4打点。投手陣も力を合わせ、窮地をチャンスに変える。【永野高輔】

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