関西地区で地上波放送を中継するサンテレビでは、「村上対決」を村上昂輝アナウンサー(28)が実況した。

2回先頭で阪神先発の村上頌樹投手(24)とヤクルト4番村上宗隆内野手(23)が対戦。初球146キロ直球でファウルとなった直後、解説者の浜中治氏(44)が「これ一直線でつながれてますね。村上投手、バッター村上、サンテレビアナウンサー村上さん、ちょうど3人並んでる感じですね」と振られると、村上アナは「私、村上ですね。バックネットで一直線に」と照れながら返した。浜中氏が言うようにマウンド、打席、その後方スタンドにある放送席と「村上」が3人並んでいた。

ヤクルト村上は3球目をとらえ一塁手大山の頭を越えるゴロを放ったが、二塁手中野が回り込みファインプレー。ベースカバーに入った投手村上の足が一塁ベースから離れたのではないかとヤクルト高津臣吾監督(54)がリクエスト。リプレー検証となったが、判定は変わらずアウトだった。

村上アナは2人の対決に「ピッチャー村上」「ヤクルト村上」と使い分けた。リプレー検証の待ち時間にはベンチリポーターの湯浅明彦アナ(48)から「放送席の村上アナウンサー」と呼びかけられ、投手村上の東洋時代のエピソードが披露された。