オリックス宮城大弥投手(21)が、8回5安打無失点で今季3勝目を挙げた。

プロ入り後の5月は一昨年、昨年と計8試合に登板し6勝0敗と勝率10割。この日も「ミスター・メイ」ぶりを見せ、5月は無敗の7勝目を挙げた。

初回は2死一、三塁2回は1死二塁とともに得点圏に走者を背負うも無失点。尻上がりに調子を上げて、3回から3イニング連続で3者凡退に抑えた。キレのある直球に、80キロ台、90キロ台前半の緩いカーブが要所で効果的に利いた。

前回4月25日の日本ハム戦(エスコンフィールド)では自己最短1回2/3、5失点で降板。「投げ急ぎだったり、間合い、自分の感覚で投げられないまま、投げ進んでしまった」と反省点を振り返っていた。

この日はストライク先行で、自らのテンポを貫き通し、ソフトバンク打線を抑え込んだ。

お兄ちゃん威厳を見せた。この日は妹宮城弥生(17)が、大手芸能事務所ホリプロに所属したこと判明。弥生はWBCで兄を応援する姿がテレビなどで流れ「かわいすぎる妹」などと呼ばれていた。野球界と芸能界で分野は違うが、新たな門出を迎えた妹に向けて力強いエールになった。