静岡学生野球春季リーグ最終週が、6、7日に浜松球場ほかで行われる。上位4チームに優勝の可能性が残る中、初の2季連続優勝を狙う静岡産大は、2位で並ぶ静岡大と対戦。逆転Vに向け、杉本陽哉内野手(2年=加藤学園高出)がチームに勢いを与える。

優れたコンタクト力を武器に今季からレギュラーに定着。主に打順1、2番に座り、打率3割9分1厘を記録する。1番で出場した1日の日大国際関係戦でも、3安打1打点で4-2の勝利に貢献した。萩原輝久監督(58)も「アウトになった打席の内容も悪くない。楽しみ」と期待する切り込み隊長。決戦に向け「自信を持って臨めると思う。自分が出れば得点の確率も上がる。塁に出ることを意識したい」と誓った。

最終週での優勝決定には静岡大に2連勝し、首位・東海大静岡が日大国際関係に連敗することが条件となる。杉本は「まず、2連勝。最後まで諦めずに優勝を目指していきたい」と力を込めた。勝って、吉報を待つ。【前田和哉】