オリックス山下舜平大投手(20)が西武打線を7回無得点に封じ、無傷の3連勝を飾った。

初回を3者凡退で滑り出すも、2回2死満塁、3回2死三塁など得点圏に走者を背負った。だが3月31日西武戦の1軍デビュー以来、得点圏に走者を置いた状況で安打を打たれていない右腕は、持ちこたえた。自己最速タイの158キロ速球、カーブ、スライダーの3球種で西武打線から8三振を奪い、無失点で切り抜けた。得点圏では19打数ノーヒットで、連続無失点イニングは20回1/3に伸び、防御率は0・37となった。

「序盤はあまりよくなかったんですが、なんとか要所要所を粘れたことがゼロに抑えられたことにつながったと思います。中盤以降、修正していけたところはよかったと思います」と振り返った。

こどもの日にちなみ、背中にニックネームを記した特別ユニホームで臨んだ一戦。背番号12の上に「ペーター」をつけた山下は、「お客さんがいっぱいで、試合前から興奮していました」と明かした。ヒーローインタビューでは、ファンから熱い「ペーターコール」を浴び、晴れやかな笑顔で手を振った。