オリックス阿部翔太投手(31)がプロ3年目で初黒星を喫した。

3ー3の8回に3番手で登板。2軍での再調整から復帰して5試合無失点と好調だったが、先頭の4番マキノン、5番山川に連続安打を浴びて一、二塁を招いた。栗山を空振り三振で1死を取った後、迎えたのは前の打席で同点の3点二塁打を放っいてた7番若林。1ボールから136キロのカットボールを中前へ運ばれ、勝ち越しを許し、これが決勝点となった。

右腕は「勝負に行った中で打たれているので、そこは実力。気持ちを切り替えてやっていきたい」と失点シーンを振り返った。初黒星についての質問には「勝ち負けがつく場面で任せてもらっている中で、しっかり結果を残せなかった方が悔しい」ときっぱり。その記録性より、自らの仕事を果たせなかったことを悔やんだ。

4月はコントロールに苦しみ出場選手登録を抹消され、2週間のファーム調整もあった。再昇格後は、同点、勝ちパターンを託されている。今季はこれで10試合登板で0勝1敗、1セーブ3ホールド。初黒星を意味あるものにする戦いは、まだ113試合残っている。【村松万里子】

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