先発村上頌樹投手(24)は7回5安打1失点で降板となった。

「ストライクを先行できず、リズムの悪い投球になってしまいましたが、なんとか粘り強く投げることができた。ただ、緊迫した試合展開の中で先に点を与えてしまい悔しい」と、登板を振り返った。

6回までスイスイと回を進めて無失点。63年中井悦雄(阪神)の持つ2リーグ制後のセ・リーグ記録に並ぶ、開幕から31イニング連続無失点を達成した。

しかし、記録更新をかけた7回、先頭のサンタナに今季初失点となる先制ソロを被弾。この回は最少失点に留めたが、直後の攻撃で代打が送られた。

◆中井悦雄(なかい・えつお)1943年(昭18)6月24日生まれ。大鉄(現阪南大高)2年の60年春に甲子園出場。関大を中退して63年阪神入団。20歳の同年にウエスタン・リーグでは最多勝、最優秀防御率、最高勝率の「投手3冠」を獲得。9月7日に1軍デビューを果たすと開幕から31イニング連続無失点を記録するなど、4勝をマーク。69年から西鉄でプレーし、71年引退。通算109試合登板、9勝6敗、防御率3・33。現役時代は180センチ、87キロ。右投げ右打ち。阪神2軍投手コーチ補佐時代の79年8月23日、心不全により36歳で死去。

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