ソフトバンク大関友久投手(25)が1安打、自己最多の13奪三振で完封し、開幕戦以来の2勝目を挙げた。

日本ハムの先頭打者を全て抑え、二塁を踏ませたのは1度だけ。4年ぶりの公式戦となった火の国熊本で熱投を演じ、0-0の9回にサヨナラ勝ちを呼び込んだ。

お立ち台では「感動しています」とサヨナラ勝ちをかみしめ、「すごく調子が良くそのまま最後まで集中して投げようと思った」と振り返った。日本ハム伊藤と0-0の投げ合い。1安打で完封し「しびれる試合で勝てて良かった」と声を弾ませた。

チームは引き分けを挟んで3連勝で、熊本では4連勝とした。

▼大関が1安打完封勝ち。9回サヨナラで決着したが、サヨナラ勝ちで1安打完封勝利は、22年5月6日阪神戦の大野雄(中日)以来で、パ・リーグでは05年8月27日楽天戦の西口(西武)以来。いずれも9回まで完全に抑えながら延長戦にもつれたケースだった。また、球団では61年10月11日東映戦のスタンカ以来62年ぶり。この試合はスタンカが延長10回まで1安打投球。10回裏にスタンカの代打・島原の一ゴロが失策を誘い、サヨナラ勝ち。東映は日本ハムの前身球団で、62年前と同じカードがサヨナラ失策で1安打完封となる似たような展開だった。

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